営業の転職と試用期間

試用期間の意味を理解しておこう

 

 試用期間とは、企業が正規雇用を前提に採用した社員に対し、適性や能力、勤務態度などを見極め、本採用するためかどうかを決めるための期間のことをいいます。

 

 新卒採用はもちろん、中途採用でも試用期間を設けている企業が多く、営業職での転職の場合は、その内容を注視しておく必要があります。試用期間は、労働基準法で定義されたものではなく、企業の裁量で期間もその間の給与の設定もできるものです。

 

 入社にあたって、企業と雇用される本人の合意で定められるものなので、労働契約内容確認の際に、きちんと条件を確認しておくことが大事です。特に営業職の場合、入社後の成績によって勤務条件や雇用形態に違いがないかどうか、しっかり確認しておくようにしましょう。

 

試用期間中の解雇と退職に関して

 

 試用期間とはいっても、開始から15日を経過した時点で、解雇条件は正社員と同じになります。解雇の30日前に予告をするか、平均賃金の30日分以上を解雇予告金として支払う責任を、企業は負うことになります。

 

 ただし、雇用された社員の経歴詐称や反社会的行為、勤務態度の著しい悪さなど、解雇に相当する理由がある場合は、即刻解雇も可能です。また、企業が営業成績の不振などを理由に試用期間の延長を申し出ても、雇用される本人との合意がなければ認められません。

 

 試用期間中の退職についても、雇用された本人の意思で即日退職することはできず、必ず会社に申し出をして、就業規則で定められている内容の期間は勤め上げなければなりません。

 

 試用期間中に会社との相性を見極めようなどという安易な気持ちでは、社会保険加入の履歴が残ることで、次の転職活動に悪影響が及ぶ可能性があることも、覚えておきましょう。

 

 

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